参加者
みかちゃん・タカッチ・nikoちゃん・ノリさん・こひさん・モト少年

10月15日　雨のち曇り時々晴れ

この日は待ちに待った俺様（kohi）のオフ車デビューの日であったが、昨夜からの雨が朝方まで残っているという悪条件の中で幕を開けた。
企画者はミカちゃん、そして参加者は現地ガイドの少年クン、ノリさん、タカッチ、nikoさん、俺様の計6台である。集合場所の西御料100万ボルトに
集合して向かう目的地は雨粉のゲロ林道！？（ゲロって・・・・何？）まぁ、ゲロを吐きそうな位キツいって意味かな！？「あり得ないだろ・・・バイクに乗ってゲロ吐くなんて。」と思っていた・・・。まずは競馬場方向目差して舗装路をひた走る、走る順番は少年クン、たかっち、nikoさん、ミカちゃん、俺様、ノリさんである。程なく走ると突然砂利道となった。さぁ、初ダートのお出ましだ！気合い入れて走ろう！！と思うが我がバイクは2stのレーサーに保安部品らしきものが付いているだけのモンスターマシンである。もちろん初めての砂利道ということもあってパワーバンドには入れられない・・・、しかも乗るポジションも、どこに力を入れたらいいのかまったくわからない。前を走るミカちゃんに少しずつ離されながらもやっとの思いで着いていく。途中分岐があれば先頭の少年クンが待っていてくれるが、スタートした途端、少年クンとタカッチはすごいスピードでいなくなってしまう。後ろはノリさんで、ミラーを見るとずっと立ち乗りしている、「きっと退屈なんだ・・・しかも2stオイルまで吹きかけてごめんよノリさん。」「俺がんばるよ」と思いながらひた走っていくと、少しずつオフ車の乗り方がわかってきたようだ。すると2台前のnikoさんが直線を走っていたはずなのに突然直角ターンし始めた。あっ、と思った瞬間nikoさんが消えた！何事かと思い現場まで行ってみると斜面にnikoさんとバイクが重なり合って笹の葉と戯れていた。幸いにも怪我はないようだがバイクをどうやって引き上げようか困っていたところミカさんが迎えに行ったみんなが帰ってきた。ここで、少年クンのバイクに積んであった大荷物の中身がわかった。なんとロープを持っているじゃありませんか。みんなで力を合わせてなんとかnikoさんのバイクを引き上げることに成功し、明日は我が身と思いつつ山頂付近で休憩をとることにした。そこではノリさんにオフ車の乗り方をレクチャーしてもらい実際に走り出し実践してみたら、いい感じじゃありませんか！調子に乗って山頂までたどり着くとそこからはもちろん下りです。V字のガーブを曲がった途端目が点に・・・み、道が・・・。道の真ん中がグランドキャニオンになってる・・・きゃー。
とりあえず調子に乗ってるので谷になってない箇所を走ってみたが遭えなくバランスを崩した・・。深い溝の脇で溝側に倒れ込んでいく自分・・・足なんか届くはずもなく溝めがけて倒れてく・・・やってしまった！でも全身プロテクターだらけのおかげでまったく痛くない。その後も何カ所か同じような所が続くが安全策で押して歩いてクリアーすることに。そして本日最大の難関・・ここまで来るともう道には見えません。どう見ても大地の割れ目に落ちて行くような場所。そこでも押して歩いたが見事にバイクごと深い溝の中へ・・・。少年クンみんな、助けてくれてありがとう！もうこの時点で全身汗だく・・・そして微妙に吐きそう・・・「そうか、これがゲロ林道と呼ばれる由縁か」と地面にひれ伏しながら考えていた。ここでまたもや少年クンのカバンの中から秘密兵器が！なんと、ノコギリ。最後の最後で道が割れ目によって寸断されている所を倒木を切って道を作ったじゃありませんか！？すげー！！全員がクリアーしてから昼食タイム。いなり寿司と焼きそばを持って行ったが焼きそばしか喉を通らず・・ 
その後は普通の道で、いや、待てよ・・普通の道ではないな・・今までの常識から言うと道らしき場所だよな・・でも、さっきの崖から比べると、もう道として見えてる自分がいるな・・、そしてノリさんを手本に追走してみると、あら不思議！だんだん走り方がわかってきたぞ！！一つ一つカーブをクリアーして行く度に上達していってる自分がいます。パワーバンドに入れても怖くなくなってきた。ってかパワーバンドに入れたほうがリアが流れて出口を向きやすくなってきた。こりゃ、面白い！！！ 
だが、後ろのほうではnikoさんが何回も転んでいたらしく全身アザだらけ＆オフロードパンツまでもかスパッツまで破けていたそうな・・・
こうして俺様のオフ車デビュー戦は幕を閉じることとなった。
オフ車おもしれー、すっかりオフ車の魅力に取り付かれてしまいました。